「特定負荷型」と「全負荷型」の違いとは?

お客様に「全負荷型」と「特定負荷型」の違い、しっかりと説明できていますか?停電時にお客様の想定していた動作が起こらず、お客様とのトラブルにならないように、しっかりと説明する必要があります。
このコラムでは、蓄電池の「全負荷型」と「特定負荷型」の違いについて、要点を抑えて解説いたします。

「特定負荷型」と「全負荷型」の違い

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蓄電池の機能の一つに停電時の電力供給があります。その機能がどのくらいの範囲をカバーしているかを表すのが特定負荷型蓄電池(以下、特定負荷型)と全負荷型蓄電池(以下、全負荷型)の違いとなります。そして『負荷』とは、機械を動かして実際にさせる仕事の量のことです。ただ、蓄電池導入に限って言えば分電盤の回線のことです。その回線には、いくつかのコンセントが割り振られています。つまり特定負荷型は特定のコンセントをカバーし、全負荷型はすべてのコンセントをカバーします。

全負荷型の場合は、停電時も全ての回線が使える。特定負荷型の場合は停電時、一部の回線が使える。

これらは設置方法による違いとなっています。分電盤と系統(電線)の前に設置するか後ろに設置するかが異なります。特定負荷型の場合は、系統、分電盤、各回路の順に設置されます。そして、その中の一部の回路の先に特定負荷型蓄電池が設置され、特定の回線へとつながっています。全負荷型の場合は、系統、全負荷型蓄電池、分電盤、各回路の順になります。

このような配置となるため、全負荷型の場合はエコキュートや大型エアコンなどの200Vコンセントにも対応している機種が多いです。ただ全負荷型の中でも、50Aまでの出力の蓄電池の場合は、設置する住宅において60Aの電灯契約をしていると、分電盤を分けるなどの対応が必要となり、全負荷型として対応できる電灯契約範囲が異なります。

導入する目的

上記の通り、停電時にどこで電気を使いたいかが選ぶ際の決め手になります。特定負荷型の蓄電池は、停電時には一部の部屋だけで電気を使うので、ムダな電気の使用を抑えられるため、長時間電気を使うことが可能です。全負荷型の蓄電池は、リビングやキッチン、子ども部屋など、家中どの部屋でも電気を使う為、その分電気の消費は多くなりますので、注意が必要です。

他の機能

停電が起きていない通常時において、充放電により『電気を買う時間をずらす』『太陽光発電により得た電気を利用する』といった際に発生する経済的メリットは基本的に同じですので、そこだけに注目する場合、どちらのタイプでも基本的には変わりません。しかし、充放電できる出力や容量が全負荷型の方が優れている場合が多いです。充放電できる出力が大きければ、短期間で充電でき、一度にたくさんの貯めていた電気を使うことができます。容量が大きければ、売電を代替できる量が多くなりますので経済効果も得やすいです。特定負荷型はコンパクトで家の中に置けるものもあるほどなので、工事費を含めた費用が比較的安いです。 一方全負荷型は、大きくてしっかりとした基礎の上に設置するものが多く、工事費を含めた費用が比較的高くなりやすいです。

まとめ

上記の内容を簡単にまとめると、このような表になります。

全負荷型蓄電池特定負荷型蓄電池
停電時に使えるコンセント全て(一部例外あり)一部のみ
200Vコンセント対応している場合が多い対応していない場合が多い
容量多い場合が多い少ない場合が多い
値段比較的高価比較的安価
大きさ比較的大きい比較的小さい

どのくらいの範囲をカバーできるかが、「特定負荷型」と「全負荷型」の違いとなります。しかし全負荷型の蓄電池の方が多機能化しているため、HEMS連携やAI機能付きなど様々な付加機能があり、一概にスペック表だけで比較することが難しいです。その蓄電池に何ができて何ができないか、お客様が想定している機能や動作ができるのかなど正しい知識が必要です。

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