2019年08月20日

歴史から紐解く!スマートハウスのいまむかし

画像/スマートフォンを手に持った女性のスマートハウスをイメージさせる写真

最近耳にすることも多くなってきた「スマートハウス」という言葉。日本では2011年頃から大手ハウスメーカーなどが声高に唱えはじめました。一般的にはITを活用し、家庭のエネルギーを最適に運用する住宅を指しますが、改めて「スマートハウスってなに?」と考えると、その定義はあいまいな部分もあるのではないでしょうか。
その理由の一つとしては、スマートハウスの考え方が世の動きとともに、変容してきたからだと考えられます。今回はそんなスマートハウスの歴史と変化をたどってみました。

■意外と歴史は古い?!始まりは1980年代のアメリカ 

スマートハウスは、アメリカのNAHB(全米住宅建設業協会)で始まった実証プロジェクトが発祥であるといわれています。それによるとスマートハウスとは、人の出入りで自動的にライトが点いたり消えたりするような「未来的な」利便性を可能にし、侵入者を感知したり火災を警告してくれるような「安全な」家であることとされています。現代では実現しているものばかりですが、当時からすると夢のような考え方だったのかもしれません。  

■技術の進化で夢物語が現実的に

90年代に入ると、そんな夢のような未来住宅が現実味を帯びてきました。自動カーテンや人感センサーなど、NAHBが唱えた機能を技術の進化が次々と叶えていきました。ただ技術的には可能であっても、実際の家庭のニーズはほとんどなく、スマートハウスの普及には至らなかったのです。そして2000年代にはインターネットを駆使した技術が続々と登場。パソコンやスマートフォンと連携させる、今でいうIoTの活用が進化の後押しとなりました。

■「電気が足りない」日本に訪れた転機

ITやインターネットで生活を快適に、便利にしてくれるものだったスマートハウスに転機が訪れます。2011年3月、東日本大震災の発生で日本は未曽有の大混乱に見舞われました。電力不足、計画停電という経験したことのない現実に直面し、省エネ・節電に対する意識が急速に高まりました。この頃からスマートハウスの考え方に変化が訪れます。かつてない大災害を機に、スマートハウスは便利さに加え、エネルギー消費の最適化という役割も求められるようになったのです。
各住宅メーカーは一斉に太陽光発電設備、蓄電池、HEMS(ホームマネジメントシステム)を備えたスマートハウスの発売を開始し、経済産業省は2012年に「スマートハウス標準化検討会」を立ち上げ、HEMSとスマートメーターの標準化の推進を始めました。加えて2015年の資源エネルギー庁の調査会では、「2030年までにすべての住宅にHEMSを導入すること」を目標としています。
こうした官民一体となった動きを背景に、急速にスマートハウスという言葉が広がり、現在の考え方が定着しました。FIT終了だけでなく、こういったスマートハウスの歴史から見ても、今後ますます蓄電池のニーズは高まっていくといえるのではないでしょうか。

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